グーグルは自分たちの使命について、「世界中の情報を整理し、世界中の人びとがアクセスできて使えるようにすること」と、かなり初期の段階から言っていた。日本語だと平板な感じがするが、英語ではもう少しインパクトがあった。この言葉のポイントは、「世界中の情報を整理し」と言っている点にある。「ウェブの情報」を整理し提供することが自分かちの使命だとは言っていなかった。これが具体的に何を意味しているのかはだんだんと鮮明になってきた。グーグルは地図検索によって現実空間の情報をウェブで検索できるようにし始めた。「ウェブの情報」ではなく「世界中の情報」といったのは、このようにリアルな世界の情報も検索対象にすることを考えていたからだろう。本の情報もまたこうしたリアル世界の情報だ。ブック検索を正式に開始するときにも、グーグルは次のようにサイトに書いた。グーグルの使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人びとがアクセスできて使えるようにすることだ。世界の多くの情報はまだネット上にはない。われわれはオンライン化の手助けをする。「ダークループリント」は本の中身をもっとも簡単に見つけられるところ、つまりグーグルの検索結果に置くことになる。米グーグルは、ウェブの情報とコンピューター内の情報をシームレスに検索できるソフト「グーグルーデスクトップ」の無料配布も、同じ二〇〇四年一〇月に始めている。グーグルは、ネット内外の情報をできるだけ多く、一貫した検索システムでアクセスできるようにしようとしていた。
[参考サイト]
デジタルカタログ・Flash Bookの総合情報サイト