「情報インフラ」に支えられた都市の「知的インフラ」が新たな「公共財(環境基盤)」となり、人々の必需品となるのであろう。しかしながらフェースツーフェースによるコミュニケーションは人間にとって最も原初的な行動原理であり、これを叶える「移動手段の革新など出会いの場の準備」は、必要不可欠である。したがって時空を越えたネットワークを有しつつも、速達移動を可能とし直に集える交流空間を身近な暮らしの舞台にもつことが次世代都市の要件となる。そして、形成されたのが千葉ニュータウンなのである。東京大都市圏の近郊都市に限らず地方都市圏にあっても同様、これらの都市構成は、「太陽と惑星」の関係に例えられ「恒星」づくりを目指すことが重要である。高度情報化の到来は、アクセシビリティに裏打ちされた交流拠点の形成と共に、その契機となろう。つまり、太陽としての東京都心への「対峙力」(CounterMagnet)形成は、横の単位との連携と、権利や責務を全うするコミュニティーによるボトムアップ型の地域社会によって可能となり、恒星つまり真の市民社会を実現するのであろう。