教習所は大学や高校が休みになる夏、冬、春の数力月を除けば、日中は主婦と中高年が受講生の主流になる。中でも主婦は元気だから朝から夕方まで、所内のあちこちで元気のいい主婦のおしゃべりが聞こえるのが自動車教習所の見慣れた光景ということになる。主婦が車の運転を習いに来る人の主流だからといって、特別に教習の中身が変わるわけではないのだが、一般に主婦が車の運転を習いたいという気持ちの持ち方には、男性の場合と違ってあいまいな面があると思う。一つは何のために車に乗りたいのかという目的意識の点である。もちろん、主婦にだって買い物に行く場所が追いとか、アルバイト先が遠いとか、主人の送り迎えといった立派な車に対する必要性がある場合がある。