謙虚になるとはどういうことかを、英語の試験を例にとって説明しましょう。選択式の問題では、選択肢が微妙に異なるようにつくられています。例えば「甲という文章と一致しているものをA、B、C、D、Eから選べ」という問題の場合、Aには明らかに違うものを、Bには問題文と一致してはいないが一般的に正しいものを、Cには問題文をある方向に発展させるとそうなるものを、Dには問題文からは推測できないが別の見方をするとそう考えられるものを、Eには問題文が言っていることを言葉を換えたものを、もってきたりします。この中から正解を選ぶためには、設問をしっかり読み込む力が必要です。精読する能力がないと、簡単に、一般的には正しい「B」だと答えてしまいます。Bは正しいのですが、問題文にはない選択肢です。ですから自分か正しいと思うかどうかはこの際いっさい考えず、問題文だけを見て解答を選ばなければ、正解にはなりません。そうすれば、正解が「E」であることがすぐにわかります。これが、「自分に謙虚になる」ということの意味です。要するに、自分を捨てることがセンター試験のコツなのです。