理科は、数学などと比べると非常に内容が具体的で生活に密着しており、興味をもちやすい教科であると言えます。学校でも、英語や数学はまったくだめなのに、理科の時間だけは生き生きとし、また成績も良いというような生徒が必ず一人や二人はいるものです。実際、教科書などを読んでみると非常におもしろくできています。「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものです。どんな成績の悪い生徒でも、興味をもった特定の分野のことについては、異常なほどの能力を発揮するということも珍しくありません。成績の悪い生徒の大半は、決して頭が悪いのではなく、興味の向けどころが勉強からはずれてしまっているだけなのです。学習の仕方として特に注意が必要なのは、「おもしろい」という部分を大切にして欲しい、ということです。中学生くらいになりますと、中には教科書を離れて、参考書・問題集だけで学習を進めるという生徒も出てきます。しかし、理科についていえば、参考書・問題集にはこの「おもしろさ」が教科書ほどにはありません。おもしろくない勉強をやっていても、成績はそれ以上あがりません。参考書はあくまでも教科書を補うものです。導入部分は必ず教科書を使うようにしたいものです。