肺の中で子宮内膜症が起こっていた人は、月経になると痰が出て、その中に血液がまじっていたことからわかりました。肺の内腔で子宮内膜の組織が増殖、出血していたため、気道を伝わって痰と一緒に血液を体の外に排出していたのです。このようなケースは、非常にまれなものですが、体の異常が起こった場合、もしかしたら月経時に変化が起きていることはないか、と考えてほしいという願いを込めて紹介しました。子宮内膜症に限らず、体になんらかの異常を感じたときには、その痛みやはれなどが、どのように月経サイクルと関係しているか、または関係していないかを見きわめることが、病気の発見の手がかりになる場合があるのです。逆に言えば、いつも自分の月経サイクルを把握しておくことがたいせつだ、ということです。